精選版 日本国語大辞典 「陸鳥」の意味・読み・例文・類語 りく‐ちょう‥テウ【陸鳥】 〘 名詞 〙 陸上棲の鳥。水鳥・海鳥に対するが、ふつうは渉禽を含めない。樹上棲、地上棲、草原棲の鳥の総称。[初出の実例]「鴇 のがん〈略〉水禽に非ず曠野に群飛して列をなす陸鳥なり」(出典:重訂本草綱目啓蒙(1847)四三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「陸鳥」の意味・わかりやすい解説 陸鳥りくどりland bird 鳥類を生態によって二分したときの一つ。「りくちょう」とも読む。水鳥(みずどり)に対する語ではあるが、より正確には、水鳥ではない鳥というほうがよいであろう。すなわち、水面や水辺以外で生活する鳥であり、水鳥のような形態上の特殊化をもたない鳥である。現代生物学の系統分類とは異なる原理による分け方であるために生物学においては用いられていないが、一般にはしばしば用いられている。[浦本昌紀][参照項目] | 水鳥 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例