ゴリアテ(その他表記)Goliath

翻訳|Goliath

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴリアテ」の意味・わかりやすい解説

ゴリアテ
Goliath

旧約聖書中の人物。ペリシテ軍がサウル王国 (イスラエル) に侵入した際,イスラエル側のダビデとの一騎打ちにより倒されたペリシテ側の英雄 (サムエル記) 。他の個所 (同下 21章) ではベツレヘム人エルハナンとの一騎打ちにより倒されたともあるが,『歴代志』記者はそれをゴリアテの兄弟としており (同上 20・5) ,またある学者はエルハナンをダビデのもとの名と考えている。非常な巨人 (身長約 2.9m) であったらしく,ダビデとの戦いは古来絵画彫刻童話などに多く表現されてきた。

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世界大百科事典(旧版)内のゴリアテの言及

【ダビデ】より

…羊飼いの少年ダビデは,琴の名手として,悪霊に悩まされていたイスラエル王サウルを慰めるため宮廷に出仕した。別の伝承によると,ペリシテ人の勇士ゴリアテGoliathを倒して認められ,サウルに仕えるようになったという。いずれにしてもサウルの武将として頭角を現し,サウルの息子ヨナタンと深い友情で結ばれ,サウルの娘ミカルMichalを妻に与えられた。…

【ディモルフォセカ】より

…種まきは秋,苗の越冬は凍らない程度に保護すれば,3~4月に開花する。暖地では改良された大輪の四倍体品種ゴリアテGoliathが切花用にされ,ふつうは鉢作りとされる。1~2月にフレームで播種(はしゆ)して育てれば,5月に草丈低く開花する。…

※「ゴリアテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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