デジタル大辞泉 「サグラダファミリア」の意味・読み・例文・類語 サグラダ‐ファミリア(Sagrada Familia) スペインのバルセロナにある教会。ガウディの代表作の一つ。前任者により1882年に着工、翌年からガウディが設計を引き受けた。現在も建設中。バルセロナとその近郊にある他のガウディの作品とともに、2005年、「アントニ=ガウディの作品群」として世界遺産(文化遺産)に登録された。聖家族聖堂。聖家族教会。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「サグラダファミリア」の解説 サグラダファミリア【サグラダファミリア】Sagrada Familia スペイン北東部のカタルーニャ州の州都バルセロナ(Barcelona)旧市街アシャンプラ地区に残る、アントニオ・ガウディ(Antonio Plácido Guillermo Gaudíy Cornet、1852~1926年)の作品群の一つ。彼の代表作として世界的に有名である。正式名称は「聖家族贖罪教会」(El Temple Expiatori de la Sagrada Familia)。民間カトリック団体のサンホセ協会が、貧しい人々のための教会として建設を計画したもので、建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受け、1882年3月19日に着工した。しかし、その翌年、ビリャールは意見の対立から設計者を辞任し、その後任として、当時無名だったガウディが設計を引き継いだ。ガウディは一から設計を練り直し、1926年に死去するまでライフワークとしてその建設に取り組んだ。現在、東の「キリストの生誕」、西の「キリストの受難とその死」、南の「キリストの栄光」の3つのファザードはすでに完成しているが、いまだに建設途上で、その完成は今から100年後とも200年後ともいわれている。各ファザードの鐘楼(しょうろう)に階段、またはエレベーターで登ることができ、バルセロナの旧市街を見下せる展望台がある。◇バルセロナにあるガウディの他の作品とともに、世界遺産に登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報