サスツルギ(読み)さすつるぎ(その他表記)sastrugi

デジタル大辞泉 「サスツルギ」の意味・読み・例文・類語

サスツルギ(sastrugi)

《〈ロシアzastrugaзастругаより》強風によって雪原表面が削られ、風向きに沿って形成される浮き彫り模様。風上側は急傾斜になり、風下側になだらかに延びる。稜線の高さは十数センチメートルから2メートル程度。

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関連語 ザストラガ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サスツルギ」の意味・わかりやすい解説

サスツルギ
さすつるぎ
sastrugi

強風が吹く雪面上に形成される模様の一つ。風および風で運ばれる雪粒子によって削られた結果取り残された浮彫り模様で、一般に非常に硬く、風上側に鋭くとがった形をしている。このため、その形状から卓越風方向を知ることができる。山岳地帯や南極氷床では高さが2メートルに達することもある。語源ロシア語。スカブラskavler(ノルウェー語で海の波の意)ともいう。

[前野紀一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サスツルギ」の意味・わかりやすい解説

サスツルギ

「スカブラ」のページをご覧ください。

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