日本大百科全書(ニッポニカ) 「サセックス号事件」の意味・わかりやすい解説 サセックス号事件させっくすごうじけん 第一次世界大戦中の1916年3月24日、フランスの定期連絡船サセックスSussex号が、ドーバー海峡でドイツ潜水艦に撃沈され、乗客のアメリカ人が負傷したことから米独関係が緊張した事件。この事件は15年5月のルシタニア号事件とともに、ドイツの無制限潜水艦戦による商船への攻撃とアメリカ人乗客の犠牲続出という結果によって、しだいに米独間の緊張を高め、ついに17年4月のアメリカの対独宣戦の一因となった。[藤村瞬一][参照項目] | ルシタニア号事件 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例