サラゼン（その他表記）Sarazen， Gene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

サラゼン
Sarazen， Gene

[生]1902.2.27. ニューヨーク，ハリソン
[没]1999.5.13. フロリダ，ネープルズ
アメリカのプロゴルファー。本名 Eugene Saraceni。 1922年全米オープンゴルフ選手権大会ならびに全米プロ選手権大会で優勝。 1932年には全米オープンおよび全英オープンゴルフ選手権大会を制覇，1935年マスターズトーナメントで優勝しグランドスラム (四冠王) を達成。ドウォーフ (小人) の異名がついたほどの体躯で活躍した。バンカープレーの革命的改善を成し遂げ，サンドウェッジを考案したことでも知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

サラゼン
さらぜん
Gene Sarazen
（1902―1999）

アメリカのプロゴルファー。イタリア移民の子として、ニューヨーク州ハリソンに生まれる。短躯(たんく)ながら闘志の塊で、第一次・第二次の世界大戦中間期のアメリカゴルフ界で活躍し、ボビー・ジョーンズ、W・ヘーゲンとともにアメリカの三巨人とうたわれた。全米オープン（1922、32）、全英オープン（1933）、マスターズ（1935）に優勝。とくにバンカーショット用のサンド・ウェッジの発案家として知られる。日本ゴルフ界の成長期からしばしば来日し、その発展に寄与した。

［水谷　準］

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