サンドラルス(英語表記)Cendrars, Blaise

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンドラルス」の意味・わかりやすい解説

サンドラルス
Cendrars, Blaise

[生]1887.9.1. スイスラショードフォン
[没]1961.1.21. パリ
フランスの詩人,小説家。本名 Frédéric Sauser。 16歳で学業を捨てさまざまな職につきながら世界を遍歴,1912年アメリカから帰国して詩集『ニューヨークの復活祭』 Les Pâques à New Yorkを出版。広大な世界を駆けめぐる冒険から生れる幻惑憂愁を,めまぐるしいイメージに表現して,アポリネールらに影響を与えた。その他,詩集『シベリア鉄道とフランスの少女ジャンヌの散文』 La Prose du Transsibérien et de la petite Jehanne de France (1913) ,詩的小説『黄金』L'Or (25) ,『ラム』 Rhum (30) ,回想記『切られた手』 La Main coupée (46) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android