デジタル大辞泉 「ラショードフォン」の意味・読み・例文・類語 ラ‐ショードフォン(La Chaux-de-Fonds) スイス西部、ヌーシャテル州の都市。州都ヌーシャテルに次いで同州第2の規模をもつ。時計産業が盛んで、国際時計博物館がある。2009年、「ラ‐ショードフォンとル‐ロックル、時計製造業の都市計画」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ル=コルビュジェの生地で、彼が独立して最初に手がけたジャンヌレ‐ペレ邸がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラショードフォン」の意味・わかりやすい解説 ラショードフォンLa Chaux-de-Fonds スイス西部,ヌーシャテル州の都市。ヌーシャテルの北西,フランス国境に近いジュラ山脈中の平地に位置する。住民はおもにフランス系のプロテスタント。隣接する町ルロックルとともに 18世紀初頭から時計製造に重点を置いて建設された計画都市で,工場と住居が整然と立ち並ぶ市街地が特徴的。今日もスイス時計工業の中心地であり,一つの産業に特化しながら発展を遂げた地域として,ルロックルとともに 2009年世界遺産の文化遺産に登録。スイス時計商工会議所の本部や時計学校がある。機械工業や印刷業も重要。建築家,都市設計家ル・コルビュジエの生地。人口 4万7035 (2006推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ラショードフォン」の意味・わかりやすい解説 ラ・ショー・ド・フォンLa Chaux-de-Fonds スイス西部,ジュラ山脈の南東斜面のフランス国境に近い都市。人口3万7000(1996)。17世紀後半に時計製造を開始して以来一貫した時計の町。最初はガラスケース入り振り子時計,ついで懐中時計の生産に移り,工業化を果たした。ヌシャテルとの間に鉄道が開通(1860)して以降顕著な発展を見て,スイス時計産業の一大中心地となった。16世紀以降の数多くの時計類を展示した時計博物館(1902創設)がある。執筆者:森田 安一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラショードフォン」の意味・わかりやすい解説 ラ・ショー・ド・フォンらしょーどふぉんLa Chaux-de-Fonds スイス西部、ヌーシャテル州の都市。人口3万6936(2001)。ジュラ山脈中の河谷部、991メートルの高所にある。14世紀ごろには数戸の小村落にすぎなかったが、18世紀に冬季の余剰労働力を利用した時計工業がおこり、現在はスイスの時計工業の中心都市である。1794年の大火後に、都市計画により町は復興され、スイスには珍しい格子状の整然とした街路をもつ。国際時計博物館が有名である。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by