サン・パウロ・ビエンナーレ(読み)サンパウロビエンナーレ

百科事典マイペディア の解説

サン・パウロ・ビエンナーレ

1951年にブラジルサン・パウロに創設された隔年開催の国際美術展ベネチア・ビエンナーレと重複しない年にサン・パウロ近代美術館で開催される。日本は第1回展から参加しており,棟方志功(第3回),浜口陽三(第4回),斎藤義重(第6回)など受賞作家も多い。ベネチア同様,その影響力はやや薄れつつあるものの,日本との関係の深い国であるため,日本の出品作品に寄せられる関心は高い。
→関連項目サン・パウロ美術館ビエンナーレ

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世界大百科事典(旧版)内のサン・パウロ・ビエンナーレの言及

【ビエンナーレ】より

…第2次大戦後,現代美術の世界的な同時性をふまえてその課題を探り,各国の美術家の交流をもはかってゆこうとする考え方が幾つかの国際美術展を生み出した。そのなかで,19世紀から存在していたベネチア・ビエンナーレ(1895創設),サン・パウロ・ビエンナーレ(1951創設),パリ青年ビエンナーレ(1959創設),また版画専門のリュブリャナ・ビエンナーレ(1952‐70),クラクフ・ビエンナーレ(1966創設)などの隔年展が主たる役割をになってきた。国際的規模のため毎年あるいは隔年の開催は困難なところから,さらには2年おき(トリエンナーレtriennale),3年おき(クアドリエンナーレquadriennale)のものが構想された。…

【美術展覧会】より

… 19世紀に入ると,国内的な美術展覧会ばかりでなく,国際的な美術展覧会が各国で開催されることになり,最初の国際的な美術展覧会は1863年にミュンヘンで開催されたものとされる。現在,定期に開催されている国際美術展の最古の伝統をもつのは,1895年に第1回を開催し,それ以後一時中断したこともあるが,2年目ごとに開催しているベネチア・ビエンナーレであり,第2次大戦後では,サン・パウロ・ビエンナーレ(1951‐),毎日新聞社主催の日本国際美術展(通称〈東京ビエンナーレ〉,1952‐70)などがある。版画の国際展はアメリカ,スイス,ユーゴ,ポーランドなどで定期に開催され,1957年東京国立近代美術館において第1回東京国際版画ビエンナーレ展が開かれている。…

※「サン・パウロ・ビエンナーレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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