現代外国人名録2016 「ザハハディド」の解説
ザハ ハディド
Zaha Hadid
- 職業・肩書
- 建築家
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1950年10月31日
- 出生地
- イラク・バグダッド
- 学歴
- アメリカン大学(ベイルート)
- 受賞
- AAスクール・ディプロマ賞〔1977年〕,オランダ・国会議事堂コンペ2位入賞,香港・サ・ピーク・コンペ1位入賞〔1983年〕,AD誌プロジェクト・アワード金賞,プリツカー賞〔2004年〕,世界文化賞(建築部門,第21回)〔2009年〕
- 経歴
- イラクのバグダッドで生まれ、ベイルートで数学を学ぶ。1972〜77年ロンドンのアーキテクチュアル・アソシエーション(AA)スクールに学ぶ。’78〜79年OMAに参加。’80年建築事務所をロンドンに設立。以来、数々の展覧会、コンペティションに参加。’83年香港プロジェクトの「ザ・ピーク」のコンペで1等入選となり、その過激な設計案は建築界に衝撃を与えた。幾何学的な曲線、直線と、流動的でダイナミックな建築が特徴。’80〜87年AAスクール、’94年ハーバード大学で教鞭を執る。主な計画案に「ラ・ヴィレット公園」(’82年〜83年)、「ザ・ピーク」(’82年〜83年)、「トラファルガー広場計画」(’85年)、「カーディフ・オペラハウス」(’95年)、建築作品に「ヴィトラ社消防署」(’94年,ドイツ)、「BMWセントラル・ビルディング」(ライプツィヒ)、「フェーノ科学センター」(ヴォルフスブルク)、スキージャンプ台(オーストリア)、「ローゼンタール現代美術センター」(米国)、「マギーがん福祉センター」(英国)などがある。2004年“建築のノーベル賞”といわれるプリツカー賞を女性で初めて受賞。また家具や靴のデザインも手がける。2013年、2020年の東京五輪で主会場となる日本の新国立競技場のデザインコンペで優勝したが、2015年巨額な建築費が掛かることから白紙撤回された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報