シウダードオブレゴン(その他表記)Ciudad Obregón

改訂新版 世界大百科事典 「シウダードオブレゴン」の意味・わかりやすい解説

シウダード・オブレゴン
Ciudad Obregón

メキシコ北西部ソノラ州,ヤキ川流域平野の中心都市。人口26万4166(2003)。年降水量400mm以下の乾燥地域であるが,1950年代にアンゴストゥーラダムオブレゴン・ダムの建設により,ヤキ川流域の24万haが,小麦綿花,米などを産する灌漑農業地域として発展し,人口も60-70年に3倍に増加した。メキシコ市国境都市ノガレスとを結ぶ道路鉄道が通じる交通要地である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シウダードオブレゴン」の意味・わかりやすい解説

シウダードオブレゴン
Ciudad Obregón

メキシコ北西部,ソノラ州南部の都市。州都エルモシヨの南東約 200km,カリフォルニア湾沿岸の海岸平野にあり,ヤキ川河谷の標高約 100mの地に位置する。気候は暑く,乾燥が著しいが,1950年代にヤキ川にアルバロオブレゴン・ダムが建設され,周辺一帯で大規模な灌漑農業が行われるようになってから,その商工業中心地として急速に発展。綿花を中心に,小麦,米,ゴマ,トウモロコシなどを集散,加工する。メキシコ有数の狩猟地でカモ猟で知られる。市名はソノラ州出身のメキシコ大統領 A.オブレゴンにちなむ。アメリカ合衆国との国境の町ノガレスとメキシコ市を結ぶ幹線道路,鉄道が通る。人口 31万 1078 (1990推計) 。

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