20世紀西洋人名事典 「シドニーチャップマン」の解説
シドニー チャップマン
Sydney Chapman
1888.1.29 - 1970.6.16
英国の物理学者。
オックスフォード大教授。
ランカシャー州生まれ。
イギリスの地球物理学者で、ケンブリッジ大学などで学ぶ。1910年グリニジ観測所の助手となり、地磁気の研究に従事。’19年より5年間マンチェスター大教授を務めた後’24〜46年インペリアル・カレッジ・オブ・サイエンス教授として活躍。その後’53年までオックスフォード大教授となる。気体の運動学や電離層、オーロラ、大気の潮汐現象、地磁気など広範囲な研究をする。なかでもチャップマン層の研究が有名で、国際地球観測年には国際委員会の委員長にも選ばれた。著書に「不均一気体の数学的理論」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報