シャンド(読み)Shand,Alexander Allan

朝日日本歴史人物事典 「シャンド」の解説

シャンド

没年:1930.4.12(1930.4.12)
生年:1844
明治初期のお雇い外国人イギリス銀行家アバディーン生まれ。文久3(1863)年ごろ来日,チャータードマーカンタイル銀行横浜支店支配人格。明治5(1872)年,大蔵省雇い紙幣頭附属書記官となり,省員国立銀行行員に銀行簿記を教えた。明治11年帰国。<著作>『銀行簿記精法』,『銀行大意』<参考文献>土屋喬雄『お雇い外国人』(8)金融・財政

(安岡昭男)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「シャンド」の解説

シャンド Shand, Alexander Allan

1844-1930 イギリスの銀行家。
文久3年(1863)マーカンタイル銀行横浜支店長格で来日。明治5年日本政府に国立銀行の経営指導者としてやとわれ,銀行簿記,金融業務を指導。「銀行簿記精法」「銀行大意」をあらわし,日本金融界の近代化につくした。明治11年帰国。1930年4月12日死去。86歳。アバディーン出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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