シュトイベン(その他表記)Steuben, Friedrich Wilhelm Ludolf Gerhard Augustin von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュトイベン」の意味・わかりやすい解説

シュトイベン
Steuben, Friedrich Wilhelm Ludolf Gerhard Augustin von

[生]1730.9.17. プロシアマクデブルク
[没]1794.11.28. アメリカ,ニューヨーク,レムセン近郊
ドイツ,プロシアの軍人,アメリカ独立の功労者。フリードリヒ2世 (大王) 下のプロシア軍の士官,1762~63年同2世の副官。 77年末独立戦争中のアメリカに渡り,独立軍の陸軍軍事顧問を引受け,78年『合衆国軍教典』 Regulations for the Order and Discipline of the Troops of the United Statesを執筆。 81年イギリス軍のバージニア侵入を防ぐ戦闘に従い,ヨークタウンの戦いワシントン軍の一部を指揮した。戦後アメリカ市民権を得た。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュトイベン」の意味・わかりやすい解説

シュトイベン
しゅといべん
Friedrich Wilhelm von Steuben
(1730―1794)

プロイセンの軍人。市民出身のため栄進できず、バーデン公国に勤め、知り合ったフランス人に勧められて1777年北アメリカに渡る。ワシントンの信任を得て、植民地人=民兵をプロイセン的軍隊につくりあげ、その後総参謀長となり戦闘のすべてを計画し、劣勢にあった独立戦争を勝利に導き、今日のアメリカ軍基礎を築いた。晩年政府から贈られた農園余生を送る。

[進藤牧郎]

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