ジゲベルト1世(読み)ジゲベルトいっせい(その他表記)Sigebert I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジゲベルト1世」の意味・わかりやすい解説

ジゲベルト1世
ジゲベルトいっせい
Sigebert I

[生]?
[没]575.12.
メロビング朝時代のフランク王国の分国,アウストラシア王 (在位 561~575) 。フランク王クロタール1世の子。父王の死後,その領土を4人の兄弟と分け,561年現在のドイツと北ガリアを含むアウストラシア王となる。長兄カリベルト1世の没後,その領土を弟のヒルペリヒ1世と分けたが,妻ブルンヒルダの姉でヒルペリヒの妻であったガルスウィントをヒルペリヒの妾フレデグンドが殺害して,王妃となったことから,弟のヒルペリヒを制圧,しかしフレデグンドの雇った暗殺者に殺された。

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