ジメチルアミノベンズアルデヒド(その他表記)dimethylaminobenzaldehyde

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ジメチルアミノベンズアルデヒド
dimethylaminobenzaldehyde

化学式 (CH3)2NC6H4CHO 。通常は淡黄色の粒状晶。融点 74℃。光によって桃色に変る。水にわずかに溶け,アルコールにはよく溶ける。塩酸に溶け,濃塩酸溶液はウロビリノーゲン検出試薬として用いられる。アルコール溶液はアルカリ性活性メチレンをもつ化合物と反応して呈色し,インドールピロール誘導体の検出に用いられる (いずれもエールリヒ反応と呼ばれることがある) 。

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