20世紀西洋人名事典 「ジャックプレヴェール」の解説
ジャック プレヴェール
Jacques Prévert
1900.2.4 - 1977.4.11
フランスの詩人,シナリオ作家。
ヌイー・シュル・セーヌ生まれ。
シュルレアリスム運動に参加するが、その後、脱退。1930年頃から雑誌「コメルス」等に詩を発表、一方映画のシナリオを手がける。’46年詩集としては空前の売れ行きを示した「ことば」を発表。日常生活に即した平易な話し言葉を使い、思いがけない二つの言葉を組み合わせたりするなど、言葉に新しい秩序を与え、人間の哀歓や嘱目する事象を歌い上げ、「枯葉」「バルバラ」など多くの詩編がコスマらの作曲でシャンソンになっている。シナリオ作品としては、「おかしなドラマ」(’37年)、「悪魔が来る」(’42年)などを手がけた。他に詩集「おはなし」(’46年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報