20世紀西洋人名事典 「ジャングロジャン」の解説
ジャン グロジャン
Jean Grosjean
1912 -
フランスの詩人。
高等中学卒業後、1939年司祭となり、’50年までカトリックの聖職につく。「時の大地」(’46年)、「義人の書」(’52年)、「「人の子」(’53年)、「権威者と通行者」(’56年)など多くの詩集を作り出す。アラビア語やヘブライ語にも精通し、作品の中に聖書のスタイルやアラビア文学の素朴さを盛り込んだ。根底には教父や預言者の精神を代弁し、人間社会の混乱を批判する心が溢れ、神の沈黙に抗議する叙情詩を書いている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報