20世紀西洋人名事典 「ジャンタロー」の解説
ジャン タロー
Jean Tharaud
1877.5.9 - 1952.4.9
フランスの作家。
アカデミー・フランセーズ会員。
本名Charles。
官界を志し、バレスの秘書を経て、兄ジェロームと創作に従事し、1898年「ひよわな人足」で文壇デビューし、1906年「高名な作家ディングリー」(’02年)でゴンクール賞を受賞し、一躍タロー兄弟の名で有名になる。又、’19年全作品に対し文学大賞が授与される。’46年アカデミー・フランセーズ会員となる。戦争や革命を題材とし、エグゾチスムを基調に、古典的文体・構成で弟が企画原案し、兄が補筆完成させる。他の作品に「十字架の蔭で」(’17年)、「アラーの騎士」(’35年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報