ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジュブネ」の意味・わかりやすい解説
ジュブネ
Jouvenet, Jean-Baptiste
[没]1717. パリ
フランスの画家。父ロランのもとで修業したのち,1661年パリに出て C.ル・ブランの工房に入り,ベルサイユやマルリでの装飾画の制作に協力。 72年ローマ大賞を獲得。ル・ブランの画風を基礎としたバロック的作風によって宗教画,歴史画を多数制作したが,レンヌおよびルーアンの最高裁判所天井画や,ベルサイユおよびアンバリッドの聖堂天井画には,著しく自然主義的な人物および静物の表現がみられる。代表作は大作『奇跡の漁』 (ルーブル美術館) ,『キリストの降架』 (1697,同) 。
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