出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…早くから才能を認められて数多くの都市住宅(オテル)や城館を手がけ,1686年には王室主席建築家,99年には王室作事総監督の称号を与えられ,また1693年には建築家として異例の叙爵(サゴンヌ伯爵)を受けるなど,名実ともにフランス建築界の第一人者となる。代表作にはベルサイユ宮殿拡張計画(1678以降,〈鏡の間〉〈大トリアノン〉,礼拝堂など),パリのアンバリッド付属ドーム(1679‐1706)などがある。大伯父よりもそのライバルのル・ボーの影響を強く受け,イタリアのものに匹敵する壮大なバロック的作風を展開したが,同時に,柔軟な平面計画,鏡の使用やスタッコによる軽快・繊細な室内意匠の面で,次代のロココ様式に先鞭をつける役割を果たした。…
※「アンバリッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」