20世紀西洋人名事典 「ジュリアスカッチェン」の解説
ジュリアス カッチェン
Julius Katchen
1926.8.15 - 1969.4.29
米国のピアノ奏者。
ニュージャージー州ロング・ブランチ生まれ。
1937年に、オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団と共演しモーツァルトの協奏曲を演奏しデビュー。神童として注目を集め活躍したが、両親の希望でハーバード大学で哲学と英文学を修める。卒業後、パリに留学をして、ヨーロッパ中心に広く演奏活動をし、晩年はスークとコンビを組んで室内楽にも力を注いだが、42才の若さで’69年に没した。技巧派でレパートリーが広く、「ブラームス・ピアノ音楽全集」などのレコードを残している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報