現代外国人名録2016 「ジョアンジルベルト」の解説
ジョアン ジルベルト
João Gilberto
- 職業・肩書
- ボサノバ歌手,ギタリスト
- 国籍
- ブラジル
- 生年月日
- 1931年6月
- 出生地
- バイーア州ファセイロ
- 受賞
- グラミー賞(最優秀アルバム賞,第7回)〔1964年〕「ゲッツ/ジルベルト」,グラミー賞(ワールド最優秀アルバム賞,第43回)〔2000年〕「ジョアン 声とギター」
- 経歴
- ブラジルのサンバと米国のジャズを聴いて育つ。ローカルバンドでドラムを演奏していたが、のちギターを独習。1950年代初めにはリオデジャネイロで活動、ギターの伴奏で評判となる。’56年作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンと出会い、ジョビンの監修で弾き語りのレコードを制作。新しい感覚のサンバを生み出し、この独特の音楽は“ボサノバ”と呼ばれてブラジル国内で人気を呼ぶ。この音楽に米国のギタリスト・チャーリー・バードとサックス奏者のスタン・ゲッツが注目し、’62年ジルベルトとジョビンの曲を収録したアルバム「ジャズ・サンバ」を発表したことから全米でも人気を博し、カーネギー・ホールでの公演に出演。’63年アルバム「ゲッツ/ジルベルト」の収録曲で妻アストラッド(のち離婚)が歌う「イパネマの娘」が大ヒットし、世界中でボサノバブームが出現。2003年初来日公演を行い、2004年公演の模様がライブアルバム「ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー」としてリリースされた。他のアルバムに「ゲッツ/ジルベルト#2」(1964年)、「三月の水」(’73年)、「ジョアン 声とギター」(2000年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報