20世紀西洋人名事典 「ジョルジュマチュー」の解説
ジョルジュ マチュー
Georges Mathieu
1921.1.27 -
フランスの画家。
ブーローニュ・シュル・メール生まれ。
法律、哲学を学んだ後、1942年から絵を描き始め、’46年以降ヴォルスの強い影響を受けた抒情的な抽象画の旗印を掲げる。’48年「白と黒」展を組織し、翌’49年にはドルーアン画廊で初個展を開催。その後、’54年頃からカリグラフィックな描法を派手なデモンストレーションとともに誇示し、注目を集める。’57年に来日し、公開で巨大絵画を制作。’75年アカデミー・デ・ボザール会員に選出。主な作品に「カロルス大帝の戴冠」(’56年)があるほか、芸術理論家として「タシスムの彼方へ」(’63年)などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報