20世紀西洋人名事典 「ジョンミルン」の解説
ジョン ミルン
John Milne
1850.12.30 - 1913.7.31
英国の鉱山技師,地震学者。
リバプール生まれ。
大学卒業後鉱山技師となる。地質学者としてアラビアの探検に加わる。1876年日本の工部省工学寮の招請によって来日。工部大学校において地質学、鉱山学を講義し、20年間在日した。1880年の横浜地震が動機となり地震研究に専念しはじめ、日本地震学会を発足させる。彼の研究は、地震計の製作、地震観測網の整備、地震予知、震災対策など地震学のきわめて広い範囲にわたっている。1895年帰国。その後も自宅に観測所を設け研究を続ける。著書に、「地震とその他の地球の運動」(1886年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報