ジロドゥ(その他表記)Giraudoux, (Hippolyte) Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジロドゥ」の意味・わかりやすい解説

ジロドゥ
Giraudoux, (Hippolyte) Jean

[生]1882.10.29. オートビエンヌ,ベルラック
[没]1944.1.31. パリ
フランスの劇作家小説家,外交官。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) に学び早くからドイツ文化に親しんだ。 1910~40年の間外交官生活をおくった。初めは小説を書いていたが,28年自作小説を劇化した作品『ジークフリート』 Siegfriedが L.ジュベによって上演され,大成功を収めたのを機に,以後多くの戯曲を発表。その新鮮さにより演劇史上一時代を画した。彼の作品は詩的言語の力を活用し,大胆な文体で純粋な夢幻的世界をユーモア詩情豊かに描き,永遠の人間の運命を象徴的に暗示した。その他著作,短編小説集『田舎女』 Provinciales (1909) ,小説『シュザンヌと太平洋』 Suzanne et le Pacifique (21) ,戯曲『間奏曲』 Intermezzo (33) ,『トロイ戦争は起らないだろう』 La Guerre de Troie n'aura pas lieu (35) ,『エレクトル』 Électre (37) ,『オンディーヌ』 Ondine (39) ,『シャイヨーの狂女』 La Folle de Chaillot (45) 。

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