20世紀西洋人名事典 「ジーグリドオネーギン」の解説
ジーグリド オネーギン
Sigrid Onegin
1889.6.1 - 1943.6.16
ドイツのアルト歌手。
ストックホルム生まれ。
旧名ジーグリド・ホフマン。
別名リリー・ホフマン。
ドイツ歌曲の歌手をめざしてミュンヘンでヴァイス教授に、ミラノでラニエリに師事し、1911年に独唱会をリリー・ホフマンの名で開き、’12年にシュトゥットガルトでオペラ初舞台を踏みみ名声を得た。’13年にロシアのピアニストオネーギンと結婚。気品と高尚さ、豊かな練れた声と秀でた技巧、優れた音楽性は素直に人々の胸に響き、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭などで活躍、20世紀最高のアルト歌手といわれた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報