改訂新版 世界大百科事典 「スクシンイミド」の意味・わかりやすい解説
スクシンイミド
succinimide
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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2,5-pyrrolidinedione.C4H5NO2(99.09).コハク酸イミドともいう.コハク酸をアンモニア気流中で加熱するか,コハク酸ジアンモニウムを乾留すると得られる.融点125~127 ℃,沸点287~289 ℃(一部分解).密度1.41 g cm-3.エーテル,クロロホルムに難溶.エタノールから再結晶したものは板状結晶で1分子の水和水をもつ.イミド基NHの水素は容易に金属と置換し,N-金属塩をつくる.スクシンイミドは亜鉛末蒸留でピロールを,エタノールと金属ナトリウムで処理するとピロリジンを与える.また,スクシンイミドの銀塩にハロゲン化アルキルを作用させると,N-アルキル誘導体が得られる.[CAS 123-56-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
「コハク酸イミド」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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