デジタル大辞泉 「スタリラス」の意味・読み・例文・類語 スタリ‐ラス(Stari Ras) セルビアの首都ベオグラードの南約180キロメートル、ラシュカ地方にある中世の都市遺跡。中世セルビア王国の首都として栄え、宮殿跡や、要塞、聖堂などの遺構が残る。1979年、「スタリラスとソポチャニ」として世界遺産(文化遺産)に登録された。→ソポチャニ修道院 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「スタリラス」の意味・わかりやすい解説 スタリ・ラス ユーゴスラビア中南部,ノビ・パザルの近郊にある町。1190年ラシュカ地方のステファン・ネマーニャがネマニッチ王朝の都をこの地に定めた。ステファン・ネマーニャは信仰心があつく,退位後この地に多くのギリシア正教の教会や修道院を創建し,現在その遺跡が残る。13世紀に建てられたソポチャニ修道院もそのひとつで,付属の聖三位一体教会には当時描かれた大フレスコ画があり,1949年−1958年の修復工事で見事に復元された。スタリ・ラスとソポチャニは1979年,世界文化遺産に登録。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報