スパルタクスの反乱(その他表記)Spartacus

翻訳|Spartacus

山川 世界史小辞典 改訂新版 「スパルタクスの反乱」の解説

スパルタクスの反乱(スパルタクスのはんらん)
Spartacus

前73~前71年,トラキア出身の剣闘士スパルタクスに率いられた奴隷の大反乱。スパルタクスはカープアの剣闘士養成所から反乱を起こし,一時は9万の奴隷軍を擁してローマ人の心胆を寒からしめたが,クラッススポンペイウスらの軍事力の前に敗北。捕えられた奴隷は磔刑(たっけい)に処せられた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

百科事典マイペディア 「スパルタクスの反乱」の意味・わかりやすい解説

スパルタクスの反乱【スパルタクスのはんらん】

剣闘士(グラディアトル)の反乱とも。前73年,南イタリアカプアに起こった。指導者トラキア人の剣闘士スパルタクスSpartacus。各地の奴隷も加わり一時は約7万人の勢力となり,ポー川平原にまで北上したが,前71年クラッススポンペイウスらによって鎮圧された。20世紀ドイツ共産党スパルタクス派にその名を残す。

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