スロベニア自由民主主義党(読み)スロベニアじゆうみんしゅしゅぎとう(その他表記)Liberalna Demokratča Slovenije

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

スロベニア自由民主主義党
スロベニアじゆうみんしゅしゅぎとう
Liberalna Demokratča Slovenije

略称 LDSスロベニア政党。 1994年3月,ヤネズ・ドルノウシェク首相の主導で,政権政党であった自由民主党中核に民主党,緑の連合,社会民主党が結集して設立,下院の3分の1を占める一大勢力となった。旧自由民主党はスロベニア社会主義青年連合を母体として 1990年 11月に結成。 92年 12月の総選挙で第1党に躍進,ドルノウシェク党首を首相に選出し,キリスト教民主党,社会民主改革党 (旧共産主義者同盟系) ,緑の連合,社会民主党とともに大連立を組んだ。スロベニア自由民主主義党に改変後の 96年 11月総選挙でも第1党を維持するが連立交渉が難航,97年2月にスロベニア人民党,民主年金者党と連立し第2次ドルノウシェク政権を発足させた。ドルノウシェクは 2000年4月に連立崩壊で政権を失ったが,10月の総選挙での勝利により連立の再建に成功し,首相に返り咲いた。

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