20世紀西洋人名事典 「スーザングラスペル」の解説
スーザン グラスペル
Susan Glaspell
1882.7.1 - 1948.7.27
米国の作家,劇作家。
アイオワ州ダウンポート生まれ。
結婚した女性の目で中西部の庶民生活を描いた女流作家で、夫ジョージ・クックと共に実験的小劇団「プロビンスタウン劇団」を創設、ユージン・オニールを世に出す傍ら、「抑圧された欲望」(1915年、夫と合作)の戯曲、「聖堂への道」(’27年)の回顧録等を書き新劇の発展に貢献。夫の死後は作家N.H.マットスンと再婚、ディキンソンをモデルにした「アリソンの家」(’30年)で’31年ピューリッツアー賞受賞。他に「敗れし者の栄光」(’09年)、「ジャド・ランキンの娘」(’45年)等ある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報