日本大百科全書(ニッポニカ) 「スー・シティ」の意味・わかりやすい解説
スー・シティ
すーしてぃ
Sioux City
アメリカ合衆国、アイオワ州北西部、ミズーリ川に臨む都市。人口8万5013(2000)。ネブラスカ州、サウス・ダコタ州、アイオワ州の3州と境を接する地点に位置し、広範囲にわたる陸上交通の要所である。商工業の中心地で、小麦、トウモロコシを主とする農業および畜産業は全国的に知られ、大規模なウシ、ブタの市場をもち、食肉類出荷工場やポップコーン、蜂蜜(はちみつ)工場が多い。電気器具、農業機械、衣料工業も盛んである。ここを本拠地とするスー・シティ・オーケストラは幅広いファン層をもつ。モーニングサイド大学の所在地でもある。地名はアメリカ・インディアンのスー(ダコタ)にちなむ。
[作野和世]