デジタル大辞泉
「ポップコーン」の意味・読み・例文・類語
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ポップ‐コーン
- 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] popcorn ) トウモロコシの実を炒(い)ってはじけさせたもの。ばくだん。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
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ポップコーン
popcorn
トウモロコシの一品種である爆裂種のこと。また,これを加熱することによってはじけさせ,バター,塩,砂糖などで味付けした食品をいう。ニューメキシコのコチセ文化に属するバット洞穴の堆石中から発見された前2000年以前のトウモロコシもこの種のものといわれる。現在では一般にスナックとして利用され,消費されるポップコーンの約60%が家庭で加工されているという。日本には第2次世界大戦後アメリカ兵によって伝えられ,1957年マイクコーンという会社が製造販売を開始した。現在では,小売市場約30億円程度(1981)と推定される。
執筆者:大村 直己
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ポップコーン
ぽっぷこーん
popcorn
トウモロコシの加工食品。パフドコーンともいう。乾燥したトウモロコシの子実を加圧しながら加熱し、急激に減圧すると組織が膨化する。これをこのまま、あるいは塩、砂糖、バター味で食べる。アメリカでの代表的なスナック菓子で、遊園地、映画館などでできたてを販売している。日本では1957年(昭和32)から発売された。ポップコーンとは本来トウモロコシの品種名で、爆裂種のことである。この品種は加圧しなくても加熱するだけで膨化する。加圧すると他の品種でも膨化させることができる。
[河野友美]
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百科事典マイペディア
「ポップコーン」の意味・わかりやすい解説
ポップコーン
爆裂種の干しトウモロコシの実をいって爆裂させ柔らかくふくらませた食品。ふつう塩,バターなどで味つけし間食用とする。日本には第2次大戦後アメリカ兵によって伝えられた。
→関連項目スナック
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ポップコーン【popcorn】
スナック菓子の一種。とうもろこしの実をいってはじけさせ、塩・バター・砂糖などで味つけしたもの。また、この菓子用のとうもろこしの品種名。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
ポップコーン
(1) トウモロコシの一品種.その種は,熱すると爆烈する.(2) (1) のトウモロコシの種を爆烈させ,味付けをしたスナック菓子.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内のポップコーンの言及
【トウモロコシ(玉蜀黍)】より
…おもに飼料や工業原料用とする。爆裂種var.everta Sturt.(イラスト)はポップコーンpop cornとも呼ばれ,粒の大部分が硬く,中央部に水分を含んだ軟質部があり,熱すると軟質部が急に膨らんで粒がはぜる。粒は小さく,白,黄,赤色などを呈する。…
【トウモロコシ(玉蜀黍)】より
…おもに飼料や工業原料用とする。爆裂種var.everta Sturt.(イラスト)はポップコーンpop cornとも呼ばれ,粒の大部分が硬く,中央部に水分を含んだ軟質部があり,熱すると軟質部が急に膨らんで粒がはぜる。粒は小さく,白,黄,赤色などを呈する。…
※「ポップコーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」