スーセントメリー運河(読み)スーセントメリーうんが(英語表記)Sault Sainte Marie Canals

改訂新版 世界大百科事典 「スーセントメリー運河」の意味・わかりやすい解説

スー・セント・メリー運河 (スーセントメリーうんが)
Sault Sainte Marie Canals

アメリカとカナダ国境に位置し,スペリオル湖ヒューロン湖を結ぶセント・メリーズ川にある運河。スー運河Soo Canalsとも呼ばれる。川の急流,滝の部分を運河化したもので,アメリカ側に2.5kmと2.6kmの運河が2本,カナダ側に2.2kmのものが1本ある。セント・ローレンス水路の一部で,スペリオル湖沿岸の港から積み出される鉄鉱石穀物木材運搬に利用されている。最初の運河はアメリカ側のもので1855年に完成した。運河の両側に同名の2都市がある。
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百科事典マイペディア 「スーセントメリー運河」の意味・わかりやすい解説

スー・セント・メリー運河【スーセントメリーうんが】

米国・カナダ国境にある運河。スペリオル湖とヒューロン湖を結ぶセント・メリー川は急流が多く,船の運航がむずかしいために川の両側に建設された。運河の両岸には同名の都市スー・セント・メリーSault Sainte Marieがある。スーSoo運河とも呼ばれる。米国側に2運河,カナダ側に1運河ある。五大湖水運の要路で,大量の鉄鉱石が運搬される。
→関連項目セント・ローレンス水系

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