百科事典マイペディア 「スペリオル」の意味・わかりやすい解説 スペリオル[湖]【スペリオル】 北米の五大湖の一つ。面積8万2367km2はカスピ海に次ぎ世界第2位。淡水湖としては世界最大。湖面平均標高183m,最大水深406m,湖岸線の長さ約4768km。冬季は湖岸に近い部分が結氷する。米国とカナダの国境にある巨大な氷河湖で,アイル・ローヤルなどの島がある。西端にダルースがある。東端はスー・セント・メリー運河によってヒューロン湖と結ばれる。西岸一帯は世界最大の鉄鉱石産地。→関連項目スー・セント・メリー運河|メサビ山地 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スペリオル」の意味・わかりやすい解説 スペリオルSuperior アメリカ合衆国,ウィスコンシン州北西端の都市。スペリオル湖の西端,セントルイス川をはさみ,ミネソタ州ダルースと相対する。セントローレンス水路の最西端にあたる良港である。先住民はインディアンのスー族,オジブワ族。 1655年イエズス会の布教所がつくられたが,本格的な入植は 1853年からである。 83年には付近で豊富な鉄鉱床が発見され,鉱石や石灰石,石炭などの積出港となった。西部カナダへ 1814kmのパイプラインが延びている。現在は精油所,造船所,製材所などがあり,コムギ,ビール,酪農製品,木製品を産出している。ウィスコンシン大学スペリオル校,カーネギー図書館,歴史博物館などがある。四季を通じて観光客が多い。人口2万 7134 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by