日本大百科全書(ニッポニカ) 「ズーパン」の意味・わかりやすい解説 ズーパンずーぱんAlexander Supan(1847―1920) オーストリアの地理学者。イニヘン生まれ。ブレスラウ大学教授となり、気候学の進歩に貢献した。世界の気候を、年平均気温の等温線によって、気温20℃と10℃を境として熱帯・温帯・寒帯の三帯に区分した。この区分は、従来の緯度による区分よりも著しく現実的で、世界の気候区分に大きな進歩をもたらした。また、『自然地理学』3巻を著し、晩年には政治地理学の研究で知られ、『一般政治地理学原理』の著がある。[市川正巳][参照項目] | 気候学 | 気候区分 | 気候帯 | 政治地理学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例