ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セベンヌ山脈」の意味・わかりやすい解説 セベンヌ山脈セベンヌさんみゃくCévennes フランス南部,マシフサントラル(中央山地)南東縁を形成する山脈。ローヌ川下流河谷の西側斜面をなし,大きな断層が直線状に並ぶ。断層上は石灰岩台地で,最高峰はオートロアール県とアルデーシュ県境のメザンク山(1754m)。おもに結晶質の岩石からなり,差別浸食により地形は複雑。ヒツジが飼育され,谷間の斜面ではブドウ,オリーブが栽培される。山麓地域は洪水でたびたび被害を受け,炭鉱のある工業町アレスのほかは,町は少ない。2011年,この地方とコース地方でみられる地中海式農業の景観が世界遺産の文化遺産に登録された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by