セミレチエ(その他表記)Semirech'e

山川 世界史小辞典 改訂新版 「セミレチエ」の解説

セミレチエ
Semirech'e

ロシア語で「七河の地」の意味カザフ語でジェティスー。イッシク・クル(Issyk Kul),バルハシ(Balkhash)両湖の間の地域中心とする。古来烏孫(うそん)突厥(とっけつ)カルルク西遼チャガタイ・ハン国などが興亡

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セミレチエ」の意味・わかりやすい解説

セミレチエ
Semirech'e

カザフスタンの南東部をいう。北はバルハシ湖,北東はアラコル湖,南東はジュンガルスキーアラタウ,南は天山山脈の間の地域をさす。セミレチエとはロシア語で七河地方の意味で,バルハシ湖に流入する主要な川が7つあることに由来する。古来遊牧民の地域であるが,また灌漑の便のあるところでは農耕が行われ,都市が発達していた。 19世紀なかばにロシアに併合された。カザフ語ではジェティスーという。

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