20世紀西洋人名事典 「セルジォコラッツィーニ」の解説
セルジォ コラッツィーニ
Sergio Corazzini
1886 - 1907
イタリアの詩人。
ローマ生まれ。
20世紀初頭に小グループをなした「黄昏派」の代表的存在である。悲哀とあきらめ、不信、清純、繊細な心の詩をつづり、自ら「泣きじゃくる少年にすぎぬ」とうたった。肺結核のため、21歳で夭折した。創作期間は’04〜07年のわずか4年で、「苦杯」「散文詩片」「むだな小冊子」などの生前の詩を集めた「抒情詩」一巻がある。ゴッツァーノとともに、クレプスコラーリを代表する詩人。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報