セレウコス3世(読み)セレウコスさんせい(その他表記)Seleukos III Sōtēr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレウコス3世」の意味・わかりやすい解説

セレウコス3世
セレウコスさんせい
Seleukos III Sōtēr

[生]前245頃
[没]前223
セレウコス朝シリアの王 (在位前 226~223) 。セレウコス2世長男。急死した父の跡を継いで若年ながら王位についた。父を破ってキリキアを除くアナトリアのセレウコス全領土を征服したペルガモンアッタロス1世を小アジアから追放して領土の回復をはかろうと,いとこのアカイオスとともに征途についたが,軍資金の欠乏のため軍営動揺が生じ,部下の一人に毒殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android