征途(読み)セイト

精選版 日本国語大辞典 「征途」の意味・読み・例文・類語

せい‐と【征途】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 旅の道。
    1. [初出の実例]「征途天曙不形、海渚風流展翠屏」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)七・乗舟到新宮湊〈藤原周光〉)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐江亭送眉州辛別駕舁之詩〕
  3. 戦争、試合などの戦いに向かう道。
    1. [初出の実例]「官軍暫彷徨征途(セイト)」(出典:太平記(14C後)一七)
    2. [その他の文献]〔高適‐使青夷軍入居庸詩〕

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普及版 字通 「征途」の読み・字形・画数・意味

【征途】せいと

戦いにゆく道。また、人生。唐・杜甫玉華宮〕詩 憂ひ來(きた)りて、(し)いて坐せば 歌、把(は)(掌)に盈(み)つ (ぜんぜん)たる征 誰(たれ)か是れ、長年

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