家庭医学館 「セレウス菌食中毒」の解説 せれうすきんしょくちゅうどく【セレウス菌食中毒】 [どんな病気か] セレウス菌は、胞子(ほうし)をもつ好気性(こうきせい)の桿菌(かんきん)です。胞子は、加熱調理しても生き残り、その食品を長時間、室温に放置すると、胞子が発芽(はつが)・増殖(ぞうしょく)し、これを食べると発症します。発症するのは、摂取後12時間くらいです。 吐(は)き気(け)がして、腹痛、下痢(げり)がおこりますが(発熱はまれ)、ふつう半日くらいで自然に治ります。症状が強ければ、医師の診察を受けましょう。 [予防] 加熱調理した食品を保存する場合は、速やかに冷やし、冷蔵庫で10℃以下で保存することが必要です。 出典 小学館家庭医学館について 情報