20世紀西洋人名事典 の解説
セヴェリーノ ガッツェローニ
Severino Gazzelloni
1919.1.5 - 1992.11.21
イタリアのフルート奏者。
ロッカセッカ(イタリア)生まれ。
1945年デビュー、同時にロッシーニ音楽院で教鞭を執り、イタリア放送のローマ交響楽団首席フルート奏者。バッハのソナタやヴィヴァルディの協奏曲で注目を浴びる。高度の技巧が冴え、前衛音楽にも積極的で、多くの現代作品を触発する。’61年アンサンブル・ヨーロピアンの一員として初来日。バロック作品では、イ・ムジチ合奏団との共演が多く、ヴィヴァルディの「フルート協奏曲作品10」などがある。現代音楽では、ドビュッシー、ブゾーニなどを一枚に収めたレコードが有名で、来日が多いため、ポピュラー名曲「日本のメロディー」等もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報