普及版 字通 「ソウ・かく」の読み・字形・画数・意味
13画
[字訓] かく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は蚤(そう)。〔説文〕十二上に「刮(か)きむしるなり」とあり、蚤は爪、爪でく意がある。失意のときの動作で、〔詩、風、静女〕に「首を(か)いて踟(ちちゆう)す(うろつく)」の句がある。
[訓義]
1. かく、ひっかく、かきむしる、むしる。
2. ・騒と通じ、うごく、さわぐ、みだる。
3. 爪・と通じ、つめ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カラム・カク 〔立〕 サイホイル・カク 〔字鏡集〕 カラム・カク・ツクロフ・サイカク・ホイル・マソク
[語系]
su、爪tzheuは声義近く、爪は名詞、は動詞という関係。そのむずかゆさをsuという。
[熟語]
首▶・擾▶・▶・▶・頭▶・動▶・把▶・爬▶・背▶・摩▶・痒▶・癢▶
[下接語]
窃・爬・抑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報