そそけ立つ(読み)ソソケダツ

デジタル大辞泉 「そそけ立つ」の意味・読み・例文・類語

そそけ‐だ・つ【そそけ立つ】

[動タ五(四)]
そそける」に同じ。「コート裏地が―・つ」「髪の毛が―・つ」
鳥肌がたったようになる。身の毛がよだつ。ぞっとする。「陰惨な映像を見て―・つ」

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精選版 日本国語大辞典 「そそけ立つ」の意味・読み・例文・類語

そそけ‐だ・つ【そそけ立】

  1. 〘 自動詞 タ行五(四) 〙
  2. ほつれ乱れる。表面がざらざらする。けばだつ。そそける。〔物類称呼(1775)〕
    1. [初出の実例]「子猫であった。光沢のない長い初毛のやうなものが背中にそそけ立って居た」(出典:鼠と猫(1921)〈寺田寅彦〉四)
  3. 恐怖や寒さのために身の毛がよだつ。ぞっとする。〔俚言集覧(1797頃)〕
  4. 気分感情などがすさむ。
    1. [初出の実例]「煩雑な空気にそそけ立った神経が」(出典:さい果て(1964‐71)〈津村節子〉四)

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