最新 地学事典 「ソルトンシー地熱地域」の解説
ソルトンシーちねつちいき
ソルトンシー地熱地域
Salton Sea geothermal area
米国カリフォルニア州南部Salton Sea付近の地熱地域。著しく高塩濃度(最高35%)かつ高い重金属(Fe・Mn・Zn・Pb・Cu・Ag)含量の熱塩水で知られる。オパール質の沈殿物には斑銅鉱などの硫化鉱物,自然銀などの微粒子が多量に含まれ,Cu20%,Ag7%に達する。塩水の起原は蒸発岩を溶解した天水で,熱水化した塩水が地域下底に広がる鮮新世の三角州成層から重金属類を溶出しているとみられる。紅海底の熱塩水などと並び現世の重金属鉱化作用の好例。
執筆者:佐々木 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

