デジタル大辞泉 「ソルトン湖」の意味・読み・例文・類語 ソルトン‐こ【ソルトン湖】 《Salton Sea》米国カリフォルニア州南東部、インペリアルバレーにある塩湖。1905年にコロラド川が氾濫し、凹地に水が流入して形成された。湖面の標高は米国で2番目に低く、海面下約70メートル。湖畔はかつて保養地としてにぎわったが、塩分濃度の上昇と水質悪化が進み、衰退した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソルトン湖」の意味・わかりやすい解説 ソルトン湖そるとんこSalton Sea アメリカ合衆国、カリフォルニア州南東部のインペリアル谷にある海面下の塩湖。この凹地(くぼち)はコロラド川の河口部の堆積(たいせき)作用によりふさがれてできたものと考えられていたが、現在では地盤の沈降によるとする説が有力である。かつては湖を欠いていたが、1905年のコロラド川の氾濫(はんらん)によりここに水が流入し、現在のソルトン湖が生じた。当時湖面は海面下59メートルであったが、この一帯が乾燥地域であり、湖の水量は蒸発や排水により減少し、現在、海面下約72メートルとなっている。面積約900平方キロメートル。[鶴見英策] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例