日本の自動車技術240選 「タクリー号」の解説
タクリー号
製作(製造)年1907
製作者(社)オートモビール商会,内山駒之助
資料の種類模型・文献
現状展示(静態)・公開
車名タクリー号
会社名オートモービル商会
製作開始年1907
製作終了年1910
設計者内山駒之助
協力者吉田信太郎
車種・用途乗用車
実車所在/模型なし、模型トヨタ博物館
スタイルセダン(フェートンもあり)
ドア数2ドア、ランドグスタイル
乗員4~5名
車両重量約800kg
エピソード・話題性A型フォードを手本に製作、車体中央右下にエンジンを置く
構造木骨鉄板、革張りシート
バンパーなし
ステップウィング・フェンダーに木板ステップ
全長約3400mm
全幅約1400mm
全高約2200mm
タイヤサイズ゙3.50-18 in
特徴ボディは山田鉄工所が製作、トラックも1台造る、スタイルはダラック車を手本に
フレーム梯子型、鋼板製
前軸リジッド、縦1/2リーフ板ばね
後軸リジッド、縦1/2リーフ板ばね
軸距約2600mm
前トレッドx後トレッドともに約1200mm
車高調整なし
ステアリング丸ハンドル、アッカーマン式
ダンパーなし
スタビライザーなし
走行安定装置なし
特徴輸入したシャシーは1~3台目の製作に使い、タクリー号は自家製のシャシーである。シャシーはフォードA型と同じ
冷却/気筒配列水冷/水平2気筒
弁機構SV
気化器下向き
内径x行程101.6x113.3mm
排気量1837cc
点火系バイブレータ式電気点火
最高出力/回転数8/12hp/400rpm
排気浄化排気マフラーのみ
過給機なし
可変システム点火タイミング手動
特徴自工会の図面ではエンジンはハイネス車用であり、トヨタ博物館の写真ではフォードA型とみなされる。輸入エンジンは12.18hpの2台、3台目からは自家製
ハイブリッドシステム形式なし
変速機プラネタリ式、前2後1段
駆動方式Mid
モード燃費-
参考文献トヨタ博物館紀要No.4(1998年)、三栄書房、国産自動車100年の軌跡(1978年)
その他事項シャシー重量:約600kg;前照灯:アセチレン灯;ワイパー:なし;ウォッシャ:なし;足ブレーキ:外締めハンド式、後2輪;手ブレーキ:トランスミッションにバンド式;比出力:6.50HP/L;最終減速:デイファレンシャル付;最高速度:16km/h;
出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報