ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タニン・クライビチエン」の意味・わかりやすい解説
タニン・クライビチエン
Thanin Kraivichien
タイの政治家。タマサート大学を卒業後イギリスに留学し,ロンドン大学法学部を卒業。のち最高裁判事,タマサート大学,チュラーロンコーン大学の講師などをつとめた。反共法律家として有名で,1950年代に書いた著書『強制される法律』はタイ反共理論の古典といわれる。 1976年 10月6日の軍事クーデター後,国政改革評議会によって首相に任命され,強硬な反共路線をとったが,77年 10月 20日,軍部の信頼を失い,無血クーデターによって失脚。
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